そんな事も気付かずに
僕のセミナーに参加された方だとご存知だと思いますが、基本的にメガネや宝石のセミナー等で準備するテキストを沢山作ります。内容もメンバーに掲載し過ぎと注意されるぐらい詰め込んでいます。しかし、講演ではテキストに掲載されている内容よりも、最新の傾向や今に近い事を中心に話をするので、テキストを見ているだけでは、普通話に追い付けません。おそらくほとんどの人が後からテキストを読み返してみて、初めて全体が判ると言う様な構成になっていると思います。
実は、これには理由があって、昔、講演でテキストを配った折に、何人かの聴講者の方が話をする前にテキストを先へ先へと読んでしまっていました。
当時は、テキストに沿って、一つ一つ話の組み立てを考えて準備していたのですが、読めば内容が判るため、僕が話さなくても先に答えが判ってしまう事の空しさが、トラウマとして残っているからです。よく報告会とかでも、こういう先走りする人がいるのですが、あれも失礼です。
でも、それによって自分でも感じるくらい、毎回毎回、僕の話の中には何が飛び出すか判りません。全体、構成は一貫してますが、多分、明日になれば違う事が付加されています。
そうして11年やって来ました。
僕は、辛党なので、ざる蕎麦の蕎麦に七味を真っ赤になるぐらいかけます。うどんも、キムチうどんの様な色になります。ラーメンも出された瞬間に胡椒で一面茶色になります。お寿司も醤油を付けすぎてしまい、シュウマイも・・・・・
でも、でも、本来、せめて一口目だけは、何も付けずに食べる事が料理をしてくれた人への礼儀です。
それが心を込めて作られた手料理なら、絶対です。
先程の講演のテキスト先走りと同じことですね。
そんな事も気付かずに38年以上も、やって来てしまいました。