お金払いますよＤＭ

2006年3月26日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

「私は儲けたい！だから買って下さい」
と商品を薦めて見ても、誰も買いたいとは思いません。
しかし、私達は、現状の商売においてこれと同じことを伝えている危険性があります。
例えば、自店が送るＤＭの大半は「お金を下さい」ＤＭです。つまり新商品の案内やバーゲンセールは、この典型でお客様に来店頂き、何かを購買して頂くことを全面にアピールしています。しかし、このタイプだけでは、お客様にとって「儲けたい」光線が伝わってしまっており、逆に信用を無くす危険性もあります。その中で信用が強くロイヤリティの高いお店程、これとは逆に「お金を払います」ＤＭを出しています。お金を払いますＤＭは「お礼状」「調子のお伺い」「修理無料交換」「保証期間終了一ヶ月前案内」等々の内容になります。この手のＤＭは、気持ちを伝えることを目的とし、自店は売りっぱなしではなく、しっかりと購買後のサポート体制や販売員としての人間性が伝わってくるのです。近視眼的に見れば即時の儲けには繋がらないかもしれませんが、あとになってボディーブローの様に効いてくる効果があります。「お金払います」ＤＭを他店がなかなか実施して来ない中、自店がしっかりと対応出来れば、十分な差別化要素になると思います。
だって、「儲けさせてくれ！」っていつも言ってる人からモノを買いたくないもんね。