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利益獲得

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

多くの専門店が中小商圏内という限られたパイの中で商売をされています。
限られたパイと書かせて頂いたのは、顧客は無限でなく有限であるということです。
その中で絶えず安定した実績を出し続けようとすると、どうしてもお得意様(ある程度の単価と収益が見込める)を競合他店よりも作らなければ難しく、利益として残らないからです。だからメガネで言うと均一ショップは、中小商圏では難しく、出店3年後には、大きな波が必ず起き、それを乗り越えられるかどうかが継続を決めるかどうかの瀬戸際になってくるのだと思います。
しかし、私達は専門店です。5000円や1万円の低単価のメガネセットも当然品揃えしていますし、10万円を超えるフレームもあります。またレンズも全て一律価格でなく、特徴的な差別化レンズも扱っています。つまり、これらの商品を売れるチャンスがあり、これらを使って頂けるお客様を作ることが出来るという機会がたくさんあるのです。
何も安くすることが、お客様が喜ぶことでなく、安い提案をすることが顧客満足に繋がる訳でもありません。お客様は、えてして価格が高い商品であればある程、その店やその人への信頼が高まり、良いものを買ったという満足度は上がるものだからです。
ここで極端な例を出します。
仮にあなたのお店の主力レンズやフレームの価格を5%値上げし、単価が5%向上した場合、どれだけ利益として上乗せ出来るでしょうか?ここで、出ている本数や原価は、企業努力で変わらないものとして通常利益率を60%とすると
(100+10―40)÷(100+10)=63.6%になるので、利益率を3.6%向上する形になります。
利益率3.6%は大きいですね。だって中小企業の統計指標を見ると経常利益として会社に残るお金で5%も出せていない会社が結構多いものですから。
そこで、私達は、しっかりと低単価で顧客との窓口を作る部分と、本来、取るべき顧客を育てたい部分をしっかりとプライスミックスして、中小商圏内における継続出来る利益戦略を検討して行きたいと思います。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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