伝えたい内容
ここに1枚のチラシがあります。そのチラシには、社長が、今回のフェアを思いついた理由が書かれてあり、チラシの表面に掲載されています。マーケティングコンサルタントが見れば、こんな細かな字で書かれた長い文章をチラシで見た人が読む訳ないから、割引チケットや商品を掲載した方が良いよと言うかも知れません。でも実際は、「その文章を読んだよ」と言って来店してくれたり、購買時に文章の話をして頂いたお客様が何人もいらっしゃいました。
確かに、チラシの掲載は、1に商品、2に価格、3に割り易く、文章は短くが鉄則なのでしょうが、この一見、無駄だと思えるところに、その店本来の「こだわり」や「味」があるのだと思います。
「チラシは誰に見て貰いたいのか?」答えは簡単です。メガネならメガネに興味のある人です。はなから興味のない人が見る筈もなく、見れば捨て去るに違いない為、何万枚も制作し、折り込み代という高い経費を掛けてでも蒔いているものです。
だから興味がある人が見て、「面白い」と感じて貰える様に作ることが前提になります。
DMも同じです。あれもこれも伝えたいと思って中身を考えていると、凄く長い文章になってしまい、1枚だけで終わる筈が、3枚も4枚もなってしまったとします。すると、こんな長い文章を送ったところでお客様は、読まないだろうなぁ~と思って1枚にまとめてしまったという様なことは、ありませんか?
そして結果、こちらの伝えたい情報が伝わらず、失敗した・・・・・
これも明らかに自分自身の思い込みで、もともと、DMを送ったところで全員に興味を持って貰おうと考える方が、無理があります。つまり、送った人のほとんどの人が、興味なんてないのです。所詮、反応率なんて10%もあれば大当たりなのですから。
しかし、中に何名かのお客様が、その情報に興味を持って、読んで共感してくれる人がいます。
その人が読んで納得するなら、別に3枚になろうと10枚になろうと関係ないのです。
バンバンと書けば良いのです。
何故なら、伝えたいことをキッチリと伝えることが、DMやチラシで重要な事なのですから。