メンバーを想い、メンバーから慕われる
グレーティングカードというものがある。
年に一度のクリスマスや大切な人への誕生日、母の日、父の日、日々の挨拶として(感謝、お祝い、お見舞いなど)グリーティングカードが広く一般に使われている。
日本でも年賀状を含めクリスマスカードなどアナログだからこそ、そこに込めた想いを伝える事が出来るツールである。
しかし、このグレーティングカードの販売が全体的に不調だと言われている。
簡易的に誕生日だとフェイスブックでコメントを入れたりラインでお祝いをするというものが増えているからだろう。
その不調だと言われているグレーティングカード市場の中で絶好調なカードがある。
それはサンリオの出しているグレーティングカードである。
皆さんも、ご存知だと思うが、通常200円、300円のカードは、あまり売れないのだが、サンリオのカードは1000円以上する。
それは立体的絵本の様にインテリアみたいに、そのまま飾る事が出来る。
そして極め付けは、おそらくまだ発売されていないと思われるが、クリスマスのグリーティングカードである。
ネタバレみたいになると、マズイのだが、いちサンリオフアンとして、お伝えすると、そのカードには液晶ディスプレイが付いている。そしてそこには30秒ぐらいの映像が流れている。それが物凄く感動的なのだ。
その物語は、サンタクロースが、日夜、皆に喜んで貰おうとプレゼントを配っているシーンから始まる。
そして全てのプレゼントを配り終えて、たった1人になったサンタクロースは最後に、一緒に働いてくれた大切な仲間のトナカイ達にプレゼントを渡して、眠りにつく。
そして眠りに付いたサンタクロースに対して、今度はトナカイからプレゼントが、そっと枕元に置かれるというものであった。
(物語は変わるかも知れないが、おおよそ、こんな感じのストーリーだ)
なんか、これって、会社の経営者と従業員の関係に置き換えて考えてしまうのだが、宝飾業界はクリスマスで皆が宝石を通して幸せをより演出出来るようにクタクタになるぐらい働く。
彼氏や彼女がいない販売スタッフもいるだろう。でも幸せそうなカップルに対して、笑顔で幸せをまいていく。そして、その商戦が終わった時に経営者から素敵なプレゼントが配られ、経営者は眠りに付く。
すると、今度は販売スタッフからプレゼントが経営者に渡されるというものである。
メンバーを想い、メンバーからの慕われる組織って素晴らしい。
規模の大小ではなく、そんな仲間という組織にしていきたいものだ。
きっと、その方が楽しい。