選ばれる店
横浜ブリキのおもちゃ博物館館長である北原照久さんが展開される玩具を見てみたい。
ごく普通の家庭に生まれた玩具好きが、家業のスポーツショップを手伝いながら、コツコツと集め続けた玩具。
「僕の良いところは、集めた物を自慢するところ」と北原氏が言う様に、友人、知人を自宅に呼んでは、その集めたコレクションを楽しさ一杯に語られて来られた。
そしてその人達の中にマスコミ関係者もおり、百貨店のテレビコマーシャルで使われたことを機に博物館にまで発展させていったのだ。
彼の豪邸を取材として取り上げられたりするが、そんな事よりも彼は、きっと、今でも
「これ良いでしょう!」を繰り返しニコニコと語っている事こそが、彼にとって幸せな事なのであろう。
そろそろ、宝飾業界において、クリスマスという一大イベントが幕を開ける。
今年はショッピングセンターにおいて、その飾り付けを今月の26日からとの支持がデベロッパーサイドから出ている。
集客、売れ筋商品、魅せ筋商品と、様々な商品が沢山、導入されていく中で、私達は基本を忘れてはいけない。
1人1人のお客様に「これ良いでしょう」と胸を張れる提案をすることである。
自慢というと言葉に御幣があるかも知れないが、自分が「これっ」と感動し、惚れ込んだら、ドンドンとアピールするべきである。
そんなワクワクしながらお客様を迎える準備が整ったお店こそが、きっと、今年もお客様から選ばれる店になるのだろう。