どっちを目指す?
ご支援先の社長夫妻は、9月21日に発売される予定であるiPhone5にdocomoから移行されようとしている。
これだけ、新商品の発表だけで、世界中に話題を振りまけるアップルは、さすがである。
アップルの時価総額は、6230億ドル(約50兆円)であり、これまで最も高かった99年のマイクロソフト時価総額6189億ドルを抜き世界最高を記録しているという。
僕達、メガネ店や宝石店が新商品発表と打ち出しても、こんなにお客様や消費者は、待ち望んでワクワクしてくれるだろうかと考えると、その展開の凄さに感心させられるばかりである。
しかし、市場の原理から言うと、僕はマイクロソフトの方に目が行ってしまうのである。
時価総額
マイクロソフト2567.8億ドル
グーグル2214.8億ドル
フェオスブック414.3億ドル
アマゾン1112.6億ドル
4社足してもアップルの時価総額以下であるが、注目すべきはマイクロソフトはいまでも世界第3位の巨大企業である点にある。
10月26日にWindows 8が発売され、案の定、プロトコル版でバグばかりが現状目立っていても、腐ってもマイクロソフト。
会社のパソコン、家のパソコンのほとんどには、オフィスが入っており、やれワードやエクセルやパワーポイントを使って資料を作っている。
このブログを打っているのもワードで作って、それを貼り付けている。
話題も少なく、期待度も低い、でもマイクロソフトは、会社のPC活用という点において、安定している市場を築いているのである。
アップルは、絶えず話題を提供し続けなければ、いづれ飽きられる。
あくまでも個人ユースの世界で動き、フェイスブックや写真や動画、音楽、映画というコンテンツを見易く、使い易く出来るという点においては、素晴らしい技術であると思うが、これも永遠には続かないだろう。
それは、パッと周りを見渡しても、あれだけ一世風靡した任天堂やSONYの現状を見れば容易に察しが付く。
タレントも同じで一気に華が咲いても何十年と残れる人は、ごく一部。
テレビに取り上げられ、行列の出来た●●牧場も、今はどうなっているのやら。
商売は、一気に咲いて、一気に散るという訳には行かない。
僕らは、地元という商圏内でアップルを作ろうとしているのだろうか?
それともマイクロソフトを作ろうとしているのか?
本当に強いのは、どっちだろう?
どっちを目指す?
その本質をしっかりと見定める目を持っていたい。