大切な何かを失ってしまう
一昨日は群馬県、昨日は山口県、今日は静岡、明日は埼玉と、楽しい楽しい旅の毎日です。
そんな中、ウィンブルドンのテニスを見ていたら相変わらずクルム伊達選手の試合は凄まじい。元世界王者ウイリアムスとの死闘は第一セットだけで64分、フルセットの上、惜しくも敗れはしたが、3時間以上にも及ぶ長丁場で40歳を超えているのに最後までバテている気配がない。一体、何を食べているのだろう・・・・・
我輩は、宝飾業界やメガネ業界のコンサルタント。名前は一応、付いている。
(弊社では、新人の間は、名前を呼ばれず若手と呼ばれるのだが、僕は、常にコンをとったサルと会長から言われてきた経緯がある)
でも、正直、未だにコンサルタントって意味も判っていない半人前である。
商品構成を考える時は、メーカーさんみたいになり、販促企画を考える時は企画屋さんみたいになり、モチベーションアップの時は、カウンセラーになり、全体の数字を見る時は、会計士みたい?になり、全体の流れを先読みして戦略や戦術を考える時は、構成作家みたいな感じになる。
要は何でもありで、業績を上げる匂いだけは徹底的に逃さない事を伝手としているのだ。
しかし、そんな中、どうも限界を感じる時もある。
それは、部下の女性コンサルタントの持つ感性には勝てない。
何といっても、我輩はオヤジである。オヤジが、とてもじゃないが20代の女の子と一緒に、宝飾のデザインを見て「これ可愛い!!!!」と言っている光景は、誰がどうみてもキモイのである。
冷静に客観的に見ると、セミナーや講演で「このプニッとしたところが売れ筋のポイントです。可愛いですよね~」と真顔で説明している自分の姿を思い出すと、よく皆、笑わずに聞いているなぁ~と感心させられる。
だから、デザイン提案は、過去の実績を今まで徹底的に分析してきて、その中で共通する定番ラインや売れ筋ラインの傾向だけは、誰よりも判る為、それを一番の強みとして追求していこうと思う。
しかし、そんな中、部下の女性コンサルタントに相談してみたところ
「○○さん、良い事思いつきました!ゲイになれば良いのじゃないですか?友達に、うちの上司、ゲイやねん!!って一回言って見たいし、これは新たな分野ですよ!」ってご丁寧にアドバイスをしてくれた。
確かに、女性のアパレルを展開する男性デザイナーは、オカマみたいな人が多いし、被爆しているって噂も出てるし、これからミュータントが現れるって・・・・
ふざけるな!何で、俺がゲイにならんとイカンねん。シャ乱Qやイザムの様なキャラクターは出来たとしても、きっと、俺は、自分の人生として大切な何かを沢山失ってしまうぞ!