正しいフォーム
2008年にパンダのリンリンが亡くなり60万人が上野動物園から去った。
そして約3年ぶりにジャイアントパンダのつがいが中国の四川省からやって来た!
メスの仙女とオスの比力で共に5歳だそうだ。
10年間のレンタル契約で8億円という莫大な金を取られ、死んだら罰金、子供が生まれたら中国に返すという決まりである。年間100万人以上、上野動物園に再び人を集める目論見だろうが、採算が合うかどうか心配になる。(まぁ~大きなお世話だろうが)
それに対してアメリカは半額の4億ぐらいで中国からレンタルしている。だけど、それは歳を取っているパンダなので、きっと、あまり動き回らないだろうし、ずっと寝ていそうだ。
何故、そんなパンダをアメリカは手に入れたのだろう・・・・不思議だ。
今日は、東北のメガネ店に行って来た。雪も溶けて、日中、春の訪れを感じさせる陽気な天候だった。今月の実績を見ると、メガネの売上は良い。昨年は補聴器の売上を入れて780万円近かったのだが、今年は補聴器の売上を入れずにメガネで780万円である。
このお店の凄いところは、データーが全て瞬時に出てくる点だ。昨日までの1年間と今期の1年間のデーターを比較しようとした時、再来回数や平均単価、新規、再来、年齢、商品別と、全てが必要な時に必要なデーターが把握出来る。
これを基に、例えば、年間200人の新規客が少なければ、それは男性なのか、年代はいくつぐらいで、いくらぐらいの価格帯で商品傾向がどうでと、戦略が立てられるところも良い。
いたって真剣な話なのだが、男性の新規が減ったのであれば、明るくて可愛らしい女性従業員を雇い、イラスト入りの名刺を作って、しっかりと販売のお手伝いをする事で、男性客からの新規の紹介客が増えたりもする。旧態以前とした、暗い雰囲気で、必死でほほを引きつらせながら、普段見せない作り笑顔で近付いてくるオジサンのいる店は、女性だけでなく、若い男性も怖いに決まっている。
僕は、経営もスポーツも同じでフォームが重要だと思っている。
例えば、ゴルフでも野球でも、上手い人はボールを打ちに行こうとしない。バスケットボールでも正しいシュートフォームに沿ってゴールを見ているだけである。
つまり、キッチリと練習で身につけた基本のフォームの途中にボールが存在しているという感じである。
目の前のボールにばかり固執すると、折角、身につけたフォームが崩れ、肩に余計な力も入り、全然思った以上に飛ばないものである事は、経験者は熟知している筈である。
お店も同じで、目の前のお客様は大切なのだが、しっかりと身につけた「おもてなしの心」や接客のフォームとかがしっかりとしている事で、初めてお客様との呼吸も合って来るものである為、再度、フォームが出来ているかどうかの確認が重要になる。