2011年が始まる
とうとう2011年。
偶数ではなく割り切れない奇数である。
形式通りには、行かないと考えておいた方が良さそうだ。
西暦下一桁に1が付く時には、1971年にマクドナルドを始めミスタードーナツ等の1号店が日本に誕生し、日清のカップヌードルというファーストフードや即席という時代の流れを作った。81年には、ファミコンでのドンキーコングやマリオブラザーズが誕生したり、ヴイトンが銀座に1号店を出し、ゲーム&ブランドという遊びにおける軌跡を植えつけた。91年にはジュリアナ東京のオープンでバブルが象徴とされ、海外からはトイザラスがやって来た。2001年は、ディズニーシーやUSJが生まれ、通信もドコモもFOMAになったり、IPODという時代に合わせて場所とツールが変わった。そして2011年の今年を迎える。
今、市場は買えない人が沢山いるというよりも、買いたい人が沢山いる方が大切である。
それが次のパワーになるからだ。
それと同様に今がダメでも将来は良くなるに違いないという希望を心に持てるかどうかが大切になるものだと思う。
よく言われる事だけど高いハードルなら、無理に越えずに下を潜れば良いし、荷物を踏み台にすれば良いだけだ。
何も上から飛べとは誰も言っていない。要は向こう側に進めば良いのだから。
年末に様々なビデオを見たが、500メートル圏内シェア100%を目指すダイシン百貨店(百貨店の考え方でない)や単品突破のさいか、どこまでも顧客志向のハンズマン、食に徹底的にこだわるヤオコー、鮮度命のサンシャインベルティス、データーを根拠に独自性を出すスーパーまるまつ等々。
やはり、そのどれもがチャレンジの基に走っていて、繁盛の中心は商品構成である事を物語っている。
商売の本質は行商に似ている。一つの単品で売れるなら、それにこした事はないのだが、そういう訳にも行かない。そこで行商で回るオバチャンも、要望に応えられる要にカバンに一杯商品を詰めて持って行ければ良いのだけど持っていけるモノは限られている。
だから、顧客を知り、データーを基に最大公約数的に商品を揃えて、勝負をする。
僕らは2010年も戦ってきた。そして今年2011年も戦闘体制に入っている。
過去の経験と将来へのチャレンジして行きたい要望という商品を詰め込み、顧客というニーズやウオンツを視野に入れるのだ。
そこで今年は何度ヘマをするのだろうか?そして何度、成功するのだろうか?
ワクワクする1年戦争が始まろうとしている。