プロの視点
車の車検の時期がやってきた。
前回もあまり覚えてないが、あれから2年も経ったのか~。早いものだ。
これで4年以上、乗っているが、実際に今までで走った距離は6000キロ。
車検の意味があるのだろうか・・・・・
取り合えず良い物は良い。
ある宝飾のメーカーは、通常ありえないぐらいの地金を使って、しっかりとリングやネックレスを作っている。多くの宝飾店では店頭で安く売るために、地金をあまり使わないように裏抜きをしたり、素材を落としたりして造られているものばかりを並べている。
それに対して地金をたっぷりと使って、付け心地も最高の状態にする為には、費用が掛かる。K18でハートのペンダントで20万円、30万円なんて、絶対に売れる訳ないと誰もが言うかも知れないが、実はそういう商品が百貨店やチェーン店を中心にも売れてきているのだ。
そういう独自固有の属性ラインだから、雑誌や5月から公開される月9ドラマに出演する女優が付けることも決定している。
宝石業界では、今まで大きなミスをしてきた。
誕生日や結婚記念日、母の日、還暦祝い等々におけるギフト需要よりも、自分購買の催事を中心に添えたこと。そして、その買って頂いた商品のフォローをしていなかった事だ。
どんなに安くしようとも「買ってくれ」の連発では無理が来る。
良いものを買って頂いたのであれば、もっと店頭にその商品を持ってきてバフかけをして磨いてあげれば新品の様な輝きを取り戻す。
超音波洗浄器では、決してとれないキズもバフで削ると全く違うものになるのだ。
それが判っていながらも、店頭でバフを置いている店は少ない。
また、店頭にある1万円や2万円の商品であると、言葉は悪いがペラペラなので、バフで削ると地金が益々薄くなる。
ある程度、10年、20年と使える本物のジュエリーを考えるのであれば、地金をキッチリと使った商品の方が良いと思えるのだが、そういう説明は、なかなか店頭で聞く事はない。
そろそろ、価値観を変えて行かなければ。確かに価格戦略は大切だけど、あくまでも、そこにプロの視点を忘れてしまうと、魂まで抜かれてしまいそうで怖くなる。