かしまし
「 ウチら陽気なかしまし娘~誰が言ったか知らないが 女三人寄ったら かしましいとは愉快だね~・・・・ピーチク、パーチクかしましい♪♪」
多分、かしまし娘と言っても知らない人の方が多いと思うが、元松竹芸能の看板芸人で姉妹音曲漫才トリオである。ロックバンド「エレファントカシマシ」の名前の由来もかしまし娘とエレファントマンという訳の判らないところから来た事や、モーニング娘も23枚目のシングルで「女子かしまし物語」でも「かしまし」という言葉が世に広まった。
確かに姦しい(かしましい)という字は女性3人が集まると書くが、ここには情報の宝庫が眠っている。
メガネや宝石、リサイクル業態の新店の開発を見ても、女性の意見は大変勉強になる。
男性よりも女性の方が購買経験は多いのであるから当然で、より消費者に近い感覚で物事を提言してくれる。これが女性1人や2人であれば、あまり遠慮して言わないのだろうと思うことでも3人集まれば、社長も僕らも蚊帳の外で話は進んでいくのである。
最近、よく口にする言葉で2500年前に伝えられた商売における鉄則がある
「鶏口なるも牛後となるなかれ」・・・・
商売は、どんな小さい事でも鶏の口の様に時代の頭を走る改革をしていくことが大切で、決して牛のお尻の様にノソノソと付いていくと取り残されてしまうと言う話である。
時代は動いている。その時代の流れを掴むヒントは「かしまし」の中にあるのかも知れない。