モノを作り出せないと言っているに過ぎない
昨日から開催された国際宝飾展示会。僕のご支援先も出ているので行かなければならなかったのですが、多忙で東京にいながらも会議の為に本日、大阪に一旦帰ってきました。また明後日、東京に向います。
それはそうと、その国際宝飾展で受賞された鳩山婦人。可愛そうに国会で「雇用不安で職を失う人が多くなってきている中、宝石の受賞を辞退しなかったのは何故か?」という訳の判らない尋問みたいなものがあり、それを周りから「良い質問だ!」と言っているレベルがニュースで流されていました。鳩山さんは「妻と私は別なので、頂いた受賞は全てハイチに寄付しました」って真面目に答えていましたが、確かに鳩山さんには関係ないやろ!って、ツッコミたくなります。
さてさて時代は動いています。街の本屋さんは2兆円のマーケットを切り、この10年間で6403店舗なくなりました。和歌山県では、257店舗が137店舗になったと言います。
そんな傾向は、5年ぐらい前から消費行動の変化で、若い人を筆頭に、本屋で目ぼしいものを吟味して、購買するのは、家に帰ってネットのアマゾンで申し込むという流れが見えて来ていたのに、書店は「ゆでカエル」状態だったのですね。
そして、またここに来てアップルのIPADが3月末から発売されます。価格は45000円ぐらいで、紙媒体から電子書籍への転換が波紋を呼んできています。
僕個人としては、日本人の気質上、紙媒体がなくなるとは思えませんが、これも若者を筆頭に大きな影響を受けることは間違いありません。更に更に、これで街の本屋さんは大ピンチになり、当然、出版社の中抜き状態になると、本自体がおかしな動きになりそうです。
あの有楽町西武が今年いっぱいで閉店し、JR東日本が紀ノ国屋」のスーパーを買収し駅ナカ出店、アバターの映画もタイタニックが1年半かけて1659億という過去最高の映画興行収入を達成したのをわずか39日で1670億で記録を塗り替えたのも、時代が変わって来ている変調なのでしょうね。
アップルのiPhoneが倍の売上を達成したのも、アバターが人気を集めたのも、機能や3Dなど、従来なかったもの珍しいところに時代の頭を作り出しているという「価格以上の価値」がポイントなのだと思います。
今年の年末には家庭用3Dテレビが注目を浴び、3D映画もドンドン出てくるでしょう。
モノが売れない、安くしないと売れないというのは、世の中、全体が新たなモノを作り出す事(ウオンツを作り出す事)が出来ないと言ってる様に思えてならないのです。