付加価値商品が笑っている
久しぶりに2メートル以上積もっている雪を見た。
暖冬?エルニーニョ現象の中における寒波と言えども、やはり東北は雪景色だ。
世の中はデフレ・・・つまり物が余っているのだ。だから欲しいという欲求価値を上げるために価格を落とし、需要と供給のバランスを取ろうとする。
そうなると、より買い物という行為にシビアになる。確かにメガネは、トイレットペーパーや生鮮食料品とは違い何年かに一度の購買商品であっても、デフレの雰囲気であれば、その延長線上で見てしまう。つまり、お客様は失敗したくないという意識のもとで「賢い買い物」を求めるのだ。
では賢い買い物って何を意味するのか?
大きく分けると次の5つになる。
● 明らかに「これは安い!」と思えるメガネを購入できた場合 (価値/価格ですから、価値を明確に訴求していかなければなりません)
● 通常のメガネ店では、なかなか手に入りにくいメガネを購入できた場合(商圏内で限られた店のみの取扱いや、雑誌等に掲載されている旬なもの)
● 専門家(メガネに詳しい人)が誉めてくれるメガネを購入できた場合 (販売員が掛けているメガネや自分が憧れている人が掛けている)
● 自分が見ても明らかにピッタリだと思えるメガネに出会った場合 (家族や知人友人に誉められ、自分でも心底気に入っている)
● ずっと欲しかった(探していた)メガネを買えた (過去の記憶の中で、顕在意識をもとに探していたデザインや機能のメガネ)
この中で、価格的な要素が大きく影響するのは、最初の一つ目である。デフレと言えども、皆が皆ディスカウントだけを求めている訳ではない。
もし自店が低単価品しか売れないと思っているなら、それを理由に、前に進む考えから逃げているだけである。 3万円セット、累進5万円セット、10万円セット、タレックス、999.9やジャポ、オークリー、カムロ、ラインアート、リンドバーグ等々の付加価値商品が笑っている。