興味から
福井から、やっとこさ帰って参りました。
本日は福井に着くなり大雪で帰れるのかと不安だったのですが、案の定、強風の為、帰りの電車は全面ストップ。いつ動くか判らない中、19時になり20時になり、そして21時になって、待機していた喫茶店も閉まってしまい、これは帰れないな~と諦めかけた中での運転再開。助かりました~。
若者を始め、消費者が物を欲しくないという報道をよく耳にする。
その傾向は、物事を知ろうとする興味が、そもそもないからこそ起こるものである。
例えば、最近話題になり始めている3D立体放送に対応した受信アダプターを欲しいと僕は思うけど、知らない人は、全く興味も何も起こり様がない。
ハイブリッドカーも石川遼君のゴルフグッズもそう、高級ブランドウオッチも宝石もメガネも同じことである。
物事は単純で情報を知り興味を持ったからこそ、人はそれを欲しくなるのだ。
だから、今の物余りだとか言われている一番の本質は、新たなものを知ろうとする意欲がなく、引きこもりで自分の殻に閉じこもってしまっている様な雰囲気にあり、実は不景気よりも深刻なことなのだと思う。
その為、商売人である私達はデフレと叫ばれている中「うちも安いよ!安いよ!」と言う前に、まず最初のステップとして、目の前のお客様や商圏内に住む潜在顧客の方々に興味を抱かせることを前提に考えなければならない。
でも、最も大きな問題は、販売員さん自身、自分の取り扱っている商品をあまり知らず、それ自体に興味を抱いていないことである。