価値
誰もが知っての通り、「価値」の見返りが「対価」です。ココで言う価値には様々なものがあって、自店がそこに存在している価値、取扱商品や技術の価値、サービスの価値、そして販売員の接客価値等々、消費者がこれらの価値を認めてくれるからこそ、対価が発生し商売は成り立つのです。
この価値を会社が創造できなくなった時、業績は落ち始め、次に上げるのが難しくなる。どんな場合でも一度落ちだしたら、再び上げるには、倍以上の力が必要になるので大変です。
まず、最初に、この価値の意味を全社員が知ることです。
例えば宝石やメガネは人的な価値が重要になって来ます。
仮に雑誌やテレビで爆発的にヒットしている商品や、メチャクチャお得な目玉品等、お客様からの要請で「この商品下さい」と言われるのが当たり前の様なものに対して人的価値は、あまりなくても普通に売れていくのかもしれませんが、実際には、時間とともに商品の価値やお店の創りの価値は落ちてくるもので、何十年も置いておくだけでヒットし続ける商品は存在しません。
そして、このように価値が落ちてきた時に、本来の付加価値を付けて売ることが出来るのがプロで、販売員を含めた人的な価値なのです。それが根本的に判っていないと販売員自身が自店の商品にケチを付け始めてしまいます。挙句の果てには、値引きの乱発が始まり、商品の価値を下げ、殺してしまうのです。価値は提供出来ているでしょうか?お客様に伝わっているでしょうか?