お問い合わせはお気軽に

宝石メガネ店の経営・販促の情報サイト

戦術を変えてみる

 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

大学の頃、毎年、11月の学園祭には、僕の部では餅をついた。ついた餅は、学園祭に来ている人に売りに売りまくって、1日で20万円(200円×1000個)の売上を作った。

他の部が出すクレープや蕎麦とかよりも圧倒的に売れ最高記録だったらしい。ほくほく


今から思うと別に経費をかけた宣伝をした訳でもなく、ただ、通りすがりの人や広場で寛いでいる人達に声をかけまくった数と他の人よりも移動距離が多かっただけだと思う。


立地の良いショッピングセンターには、歳末の土日ともなると人がワンサカと店前を歩いている。行列

店前に人がいるのに、声もかけずに、本日チラシを入れたのに人が来ないなぁ~とボォ~と店外を眺めている姿は滑稽なものだ。

ある宝飾店は、Xmasにチラシを入れずに街頭で手配りビラを始める計画を立てた。そのショッピングセンターは少なくとも月間6万人ぐらいの来店は見込めている。その中の仮に1パーセント(100人に1人)でも声かけをして来店して頂ける方が高いと考えたのだ。

そこで、まず、店頭でのXmas抽選会を実施している旨のツールを作り、見込み客への来店を訴求するとこから始めることにした。

次に来店して頂いた人には、アンケートに答えて頂いてから、抽選会をして貰うというものだ。抽選はガラポン(ガチャガチャ)みたいなものを準備し、中には、ハーゲンダッツのアイスクリーム券やキラキラストラップ、ファイバーツリー等々との引き換え券が入っている。

しかし、最も大切なポイントはアンケートにある。アンケートには様々な項目に答えていただくのであるが、その項目の中には必ず自店のアピールポイントを告知しておくこと。例えば、「自店はXmasラッピングの種類が10種類あることをご存知でしたか?」とか「自店には工房があるのでサイズ直しは無料で出来ることを知ってましたか?」という具合にだ。

そしてまた、人気商品もアピールする。「自社、オリジナルXmas限定商品の中で、ベスト3を選んで下さい」という具合に着けて頂いて、その使用感やデザインを実感して頂くというものだ。

これらは売り売りでなく、まず店頭に賑わい性が生まれ、コミュニケーションが図れ、回答して頂いたデータは、当店のアピールや、女性が貰いたい人気ランキングや、その気に入った特徴等々という具合に公表も出来る。

そんな見込み客のアピールをした方が、チラシで何十万円と使うよりも、自店の効果は高いと判断した戦術であった。

本日、ご支援先のメガネ店でも丁度、本部長が、自社でもその様な対策を取ろうとしている話をされていた。

さすがに現場を知り尽くしている部長は、次から次へと頭の回転が速い。

商売とは、集客と接客で、最も難しいのは見込み客の集客であることは間違いない。

そこで、どっちみち予算をかけるなら、どうすれば最も確率が高く、集客へと結び付けられるのか?という発想で物事を見ていく。

自店は何が強みなのか?その強みをどうすれば効果的に活かせるのか?

常に、同じ事を繰り返すことだけでなく、違う角度で見てみることも必要である。


この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 宝石メガネ経営.com , 2009 All Rights Reserved.