事業仕分け
国の予算を巡る事業仕分けが毎日毎日繰り広げられている。
私達も常に、支援先の店長会において同じ様なことが繰り広げられている。
ある宝飾店では、各店舗ごとに売上予算を報告する上において、より詳細な中身の実績データーが机に積まれる。そのデーターを基に僕自身、その予算と計画が可能かどうかを判断しなければならない。
これが1店舗ならまだしも複数店舗になると、そんなに細かく見ている時間もなく、ポイントを定め、決められた範囲の中で答えを出していかなければならないのである。
店長からは、個人レベルにまで落とし込んだ来店客数、強化商品、平均単価と各オペレーションという具合に、その計画を述べていくのであるが、その根拠と可能性が見えなければ販促費も出せない。
当然、経費を出すのは経営者陣なのだが、彼らは、自分達のお店と言えども、投資家みたいなものであり、店長からのプレゼンに期待を感じなければ経費を削減していく。
つまり、その店の申請してくる販促や企画を含めた経費を掛けてでも、それが実績として可能かどうか見極める真剣勝負が、そこにはあるのだ。
僕も、彼ら店長のプレゼン内容に何がポイントとして弱いのか?
これを通すには、何を改善していかなければならないのかをその場でアドバイスを行い、なるべく実行に移せる様に道を付けてあげなければならない。
本来、想定されていた経費を削って予算を達成することは、何倍も難しいことにチャレンジしなければならないから、達成出来ないかも知れないからだ。
まさに事業仕分けではないが、経営者が銀行に計画を説明してお金を引っ張ってくるみたいに、しっかりと自立している店長には、そういう視点で物事を見る癖がついている。
だから店長も説明力がつき、計画性と実行性が伴うため、必然的に成長していくのだ。