膝の痛み

2009年11月22日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

自分が膝を擦りむいた時、周りの状況まで目をやれる人は、ほとんどいない。

自分は膝を擦り剥いて血が出ているので痛いのだから他人の痛みを理解しようとしている余裕なんてない。

今、世の中は、去年のリーマン以降、こけてしまって怪我をしているみたいなものだ。

確かに、そんな状況だから、基本、孤独になっていく。

なぜなら、自分の事で頭一杯なのだから、気持ちの段階で互助の精神など生れない。

一人ぼっちで膝を抱えて、支えてくれる人もいない変わりに、支えて上げる人もいない。だから経営者は、より孤独になっていく。

そんな時代だからこそ、お互い共有できる情報が必要で、その価値は昨年の何倍にも上がっている。

そして、月日が流れ、キズが原因で走るのを辞めてしまう人がいたり、リタイアする人もいるだろう。でもキズが、いつまでも永遠に続くわけがない。

いづれ自分の痛みのキズが治ると、他人の痛みが判る様になる。

その時、自分が育んできた、その状況が、一番の説得力になるのである。