聖地にて
「面白い!!」という言葉は、面が白くなると書くので、つまり顔が蒼白になるって事ですよね。それぐらいビックリするのにも関らず、楽しい意味って何でだろう?
昔、人はライオンや虎でなく豹が最も怖い天敵でした。何故なら木の上から直接人の喉元を目がけて襲いかかるからです。DNAから見ると最も人にとって見たくもないものなのに、豹柄の洋服に人気が集まるのは何故だ?
ジュエリーでも、人気のあるデザインは、やっぱりクロス。でも十字架は、キリストが磔にされたものであったり、お墓であったりと死を連想させるものであるのに何故、皆はクロスを肌に付けるのだろう?
結局、人は相反するものと一体であると言うことでしょう。
「一隅を照らすもの これ則ち国宝なり」
家庭や職場などそれぞれの場所で自分の力を生かして精一杯努力し、周りを光り輝かせる人は皆、何者にも代えがたい大事な国の宝だと説いたのは、最澄さんです。
最澄さんは、今から1200年前に魑魅魍魎とする比叡山に1人篭って悟りを開き、道元や親鸞、栄西等々、あらゆる仏教を世に送り出した偉大なる人物です。
そして、最澄さんは、今でも生きていると言われる?と思われているのかどうか知りませんが、侍真というものが存在していました。
侍真は、延暦寺の浄土院で伝教大師・最澄が生きているかのように仕える職で、12年間、一切、講堂から出ることを許されず、読経や大師(最澄)への食事の供えなど、毎朝4時から決められた職務を全うするのだそうです。
何とも、凄まじい修行ですね。侍真の職は平安時代から続いていて、今回、37歳の渡部光臣(こうしん)住職さんが、11日から修行に入られたそうです。
その前で佇みながら、この住職さんが出て来たら49歳かぁ・・・・・・・テレビも何もなく、新聞も読むことなく、12年間のタイムスリップ。やっぱり凄まじい。僕は絶対に気が狂う自信があります。>
まっ、そんなこんなで、本日は福井の帰りにJBSの畠先生と聖地に行って、とても良いパワーを貰い、これからの宝飾業界について、熱く語って来ました。