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お得意様へ集中

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

お得意様率に集中せよ!お得意様率とは、簡単に言うと全体顧客名簿の中に占める、お得様の数のことを指します。お得意様の条件は各社によって様々だと思いますが、ここでは各年代層別のメガネ一式平均単価よりも1.7倍以上平均単価の高い顧客層を指し、上得意客になると3倍以上の差になります。この1.7や3という数字は、あのランチェスターの法則ですので、また興味のある方は、復習しておいて下さい。よく需要が横バイであったり、成熟している様なメガネや宝飾市場だと、二極化が進むために、伸びているところと、落ち込んでいるところが商品においても顧客層においても鮮明に分かれて来るものです。
その為、各社ともチラシを打ち、「選べるレンズセット」「1万円1.6薄型セット」「遠近15000円セット」等々を掲載し新規顧客率を獲得している部分においては、それほど差がなく、戦いは主にお得意様率への戦いに移っていっています。
そこで、このお得様に対して、両面複合累進等のレンズを仕掛けて行くにしても、一度に全て出してしまうのでなく、もっと定番的に毎月出していく展開へとシフトして行かなければならない時期なのかもしれません。つまり、毎月名簿を出すとすると、おそらく1年半以上3年半未満の名簿から200通ぐらいを出すことが出来ると思います。200通だと、販売員1人1人が手書きでコメント付加でき、お客様の前回、購買された商品を紹介でき、また、今回、それと比較して、どれだけ性能が上がり、価格が妥当であるかというポイントをもっと詳細に告知することが出来る筈です。
例えば、力を入れてDM 1通当たりの経費(郵送費込み)が200円掛かったとしましょう。この場合、200通×200円ですので4万円の経費が発生します。
ここで仮に5名のお客様が両面複合累進(仮に7万円)を購買して頂けたとしたら、売上は35万円です。すると35万円÷200通ですので、DM1通当たりの売上は1750円。利益は60%として1050円ですので販促費比率は粗利の20%になります。
理想は粗利の15%以内ですので、これを達成しようとすると
200円÷売上(X)×60%=15%
333円÷0.15=売上(X)2220円
になり1通当たり2220円の売上となります。2220円×200円で44万4千円の売上が必要となり、平均単価を7万円とするなら6組のお客様を必要とすると言う訳です。
200通出して6組。出来ない数字ではないですよね。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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