迷いなく集客第一
チャーチルは言います。「悲観主義者はすべての好機の中に困難をみつけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす」と。
メガネ業界は、いよいよ大変革が起きようとしています。調子の良いはずの均一ショップが3000円を割引したり、2000円を下取り割引しています。大手問屋のS社さんも暗雲が立ちこめ鯖江中で噂が立っています。オプションゼロを実施したスリープライスショップも、やはり客数に頭打ちを起こす兆しが・・・・・・・
そんなお店達に囲まれても、凄く頑張っているメガネ専門店が地方には沢山あります。
そこで、こんな時代でも客数を毎月昨年対比ベースで40人以上伸ばされているお店に本日支援に行っていました。まず、その信念は「どこよりも入り易く集客を第一に考えよう」を掲げています。
そのお店は我々の共同チラシを使っておられ、5000円を切るセットを毎回全面に展開されています。正直に「社長、すいません。今回は高いフレームが掲載されているので利益取れなかったでしょう」と言うと、その社長は「それは売れないお店の発想ですよ。そもそもチラシで利益を取る前提に集客できなければ意味がないからです。それしか売れない店であるなら、チラシでなく商品構成や接客提案における内部に問題があるはずです。ですから安い魅力もないフレームを掲載しても伝わらないのであれば意味がありません!また、自店も含めてチラシに掲載された商品だけを皆さんも並べている訳ではありませんし、トータルで考えて集客できればチラシの役目は十分なのではないでしょうか」といつも笑いながら答えられます。本当に感心させられるのは、社長の考えに迷いが全くなく、常に一貫しているところなのです。そして誰よりも資金的な部分も慎重に把握されています。
確かに毎月新規を120名以上取られ、再来が250名程度、お買上されている店ですので自信もあると思います。新規をこの商圏(10万人)で120名以上、毎月2年以上取られたら周りの専門店は、必ず弱ってしまいます。そこで、「周りの競合店が撤退したら、どうされるのですか?」とお聞きすると、社長は、また迷いもなく「自店が均一ショップとかで出店しますよ!」と。
まさにイノシシです。