予算の可決ねぇ~
乱世の中、予算の一般会計総額が可決されましたね。前年度当初予算比6・6%増の88兆5480億円で過去最大です。 公共事業や雇用対策などに幅広く使える様に1兆円の「経済緊急対応予備費」を新設したり、出産育児一時金を引き上げたり住宅減税も考慮したりと歳出予算は良いのですが、肝心の税収は、こんなに大手や中小企業が苦しんでいて税金も会社から取れる見込みもなく昨年に比べて約7兆5000億円減の46兆1030億円にとどまる見通しだということです。
またまた新規国債発行額30兆円という大台突破ですね。どうなる日本。
まずは、輸出依存症を何とかしなければ、アメリカと一緒に巻き込まれることは避けなければなりません。12.1%のGDP下落分をこれ以上企業が被り続けられませんので、これが派遣だとか契約社員とかだけでなく、正社員や本格的なボーナスカットやリストラで個人レベルにまで浸透していく前に具体的な対策がいるのです。よく言われる様に今の結果は、5年前にやって来た事が現れているだけで、実体経済に伴わない国を頼りに輸出で稼ぎ、投資ゲームで蓄えを増やす事を成功者と称えたことを繰り返しては行けないのだと思います。
企業が壊れるのは内部から。国も滅ぶもの内部から。外からの北ミサイルが日本の上空を通る事で危機意識を持った対策を立てるのは良いのですが、肝心、要の景気もそれぐらい危機意識を持って対策を立てて行って欲しいものです。