ブランドの力
グッチフレームやディオールフレームが支援先で売れています。売れているフレームに共通していることは、テンプルがセル手やメタルでもGのマークやDIOR等のロゴが目立つことです。つまり、そのフレームがグッチであることやディオールであることをひと目で把握出来ることが必要なのです。確かにルイ・ヴイトンで最も売れるバッグはエピではなくモノグラムですし、ティファニーでも1837ペンダントの様なティファニーのロゴが刻印されているもの、時計では、やはりロレックスのデイトナ、サブマリーナ等のスポーツ系、車でもベンツやBMWのマークが全面に出ているものに、やはり人気が集中しているのです。これは、本物を持てるステータスを象徴しています。現在の様な確固たる自分自身というものに自信がなく、情報過多で何が良いのかが判らない時代には、人はブランドを求めてしまう傾向があります。ブランドを持つことによってセレブやお金持ちになった気分を買っているのかも知れませんね。4畳半一間の部屋でカップラーメンをすすり、ユニクロのカッターを着ながら、ヴイトンを集める。「それ●●の新作でしょ!スゴイ!よく手に入ったね」という言葉を回りの知人や友人から言われた時、自分を主張出来る絶好の場なのかと思うと、悲しくなってしまいます。ちなみに本当のセレブはメジャー的なブランドを買いあさることよりも、バッグ、ジュエリーや時計でも本物性としてのイメージが強く、家宝としての部分や自分だけのこだわりの中で購買していることは言うまでもありません。