市場の花
柄にもなく花を見るのが昔から好きでした。
今、自宅のマンションには赤い花が、一杯植えられていて、毎朝自宅から出勤をする時には、その花の中を通って行く為、凄く気持ちが癒される大好きな一日の瞬間です。
昔、分離帯等に植えられた花を見ると、よく母親に「何で同じ花ばっかりなん?もっと一杯、色んな花が混ざっている方が綺麗やのに・・・」と尋ねていました。そうすると母親が返答に困って「花は皆、仲間意識が強いから、違う花が来ると邪魔してしまうのよ」と言っていた記憶があります。
皆さんもご存知の様に、ある箇所に何種類もの植物が存在すると、お互いが成長抑制物資を出すので、どれもが成長出来なくなって、どれもが中途半端な成長しか出来なくなってしまいます。その中で突出して成長した花が出ると太陽の光を思う存分浴びて、より一層成長抑制物資を出してしまうので、他の花が枯れてしまう危険性もあるのです。
今のメガネ業界にどこか似ていませんか?
ある一定の商圏に一杯店を出店しすぎて、皆が皆、足を引っ張り合う為に成長抑制物資を出し続け、その結果、低価格合戦で、お互いがお互いのマーケットを縮小して行き、どれもが中途半端な売上で苦戦をしてしまう。そして、そこで突発的にある店が成長すると、他店の店は消されていく。
植物も人間も市場も自然の理として考えると、やはりスマップの歌の様なオンリーワンへ到達する前に市場で勝たなければならないのでしょうね。