お問い合わせはお気軽に

宝石メガネ店の経営・販促の情報サイト

心の陳腐化

 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

ペットボトルのお茶や水を売りたければ、喉の渇きを売れ!ユンケルやリポビタンDを売りたければ疲労感を売れ!フリスクやキシリトールを売りたければ、虫歯や口臭予防を売れ!ロレックスや高級外車等を売りたければ、見栄や優越感を売れ!
これは、モノには先にニーズが存在しているということです。人間が不老不死なら生命保険は成り立たないし、残された家族への不安を感じることもありません。また病気でなければ薬は全く必要ないし欲しいとも思いません。
メガネであっても、宝石であっても、このニーズが先に明確にならなければ、モノに対する欲求は、そもそも起こらないものなのです。

メガネのレンズにしても「まだ使えるから無理に今変える必要はない」と考えている人に対して、「安いから買ってよ!」と言っても心が動いてない為、欲求は起こらないのいは、当然の結果です。その為、お店側サイドとしては、情報をいち早く仕入れて、お客様に、こちらから働きかけをしていくことによって欲求は起こってくるものなのでしょう。

一つは基準のお知らせです。例えばティッシュが、なくなるサインとしてピンク色の紙が織り交ぜてあります。同様にレンズの寿命が使い方によっても変わりますが、毎日使っている場合の基準として1年半から2年半ぐらい。その時にお客様のレンズが設計された開発年度(今、お使いのレンズの鮮度は、どれぐらい前の製品か?)や傷み具合の目安等をしっかりと販売時に説明しておくことが大切です。
次に新たなニーズの解消(眼精疲労の基となる毛様体の伸縮を和らげるREMARKや、レンズ全体が有機質で出来ている為、熱にも強いオーガテック)等々の告知も視野に入れて行く必要がありそうです。新作フレームは勿論のこと、様々な不安を解消していく為、メーカーは日々研究開発し、より良い商品を世の中に生み出してきています。
それらをしっかりと現場が意識し、自店のお客様に対するニーズを生み出して行くことが原理原則なのです。これからの真の競争は、お客様の心の中に潜む、心における陳腐化なのかも知れません。


この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 宝石メガネ経営.com , 2007 All Rights Reserved.