１００円

2007年10月27日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

昔、メガネ閉店セールのイベントで大盛況した企画がありました。ご存知の方も多いと思いますが、フレームかレンズどちらか価格の高い方の金額で、残りは１００円という企画です。判りにくいので解説しますと、仮にこの場合、レンズセット商品は対象外になりますので、通常のプロパーフレーム商品がメインです。そして、そのフレームの価格が32,800円だとします。次にレンズの説明を聞き、自分に最適なレンズがＦＤとしますと58,000円になります。この場合、ＦＤレンズの方が高いので、58,000円となり、フレームは100円で購買できる事になります。計58,100円のお支払いという内容です。

今回は、このイベントをある累進のオーダーメイドレンズやセミオーダーレンズでキャンペーンを実施したお店があります。なんと、このレンズを購買すると店内のフレームは、全部100円。ハッキリ言って、皆さんにこの企画自体を推奨をしている訳ではありませんが、目的は明確です。「お客様に少しでも良いレンズで快適な視生活を実感して欲しい。本当に、今の最新技術のレンズを付けて欲しい」というところにあるのです。どんなに素晴らしいブランドやデザインであっても、見え方に不満があると、それをお客様は、いづれ付けなくなってしまいます。なのに、良いレンズの提案をしても、そこにプラス３万円や５万円掛かると直ぐに１０万円をオーバーしてしまう。その負担を少しでも、現在CD等を付けている方々の力になりたいという事なのでしょう。
ちなみに、これらのレンズよりも高いフレームであれば、FDやIDは１００円になります。