ノアの箱舟
海賊のジュエリーが本日、完成しました。エドワード・ティーチやジャック・ラカム等、海賊に詳しい人だと、非常に興味の出て来るデザインです。
非常に精巧で重厚感もあり、見た瞬間「絶対、欲しい」と久しぶりに思えた商品です。
いつの頃からだろう、宝石店に並んでいる店頭商品に魅力を感じなくなってしまったのは?どれもこれも似たようなデザインばっかり。クロス、ハート、フラワー、1個石タイプ、スター、クローバー、鍵、馬蹄、3ストーン、あ~また同じ様な商品ばかりが目に入ってしまう、この店もあの店も皆一緒に見えてしまうこの業界の進歩のなさに嫌気がさす。
何故、メーカーは新たなデザインにチャレンジしないのか?何故、無難な似たようなデザインで勝負を賭けようとしないのか?そして、何故、小売店のオーナーは、自らその必要性を実感出来ないのか?
このままでは、間違いなく今年のクリスマスは売れないし、過去最悪の売上で終わってしまう。そしてそれだけでなく、来年は、更に打撃をくらってしまうこと間違いなしです。
それに対して、ストーンマーケットしかり、4℃やレモンツリー等々のアクセサリー業界が、浸透してきている中で、ただ黙って市場を食われ続けることしか出来ないでしょう。
厳しい言い方かも知れませんが、既存のお客様を当てにして甘え続けられる時代も、もう限界です。メーカー依存症で助かった時代も、もう終わりです。
時流の大嵐に飲み込まれる前にノアの箱舟に乗れるのは、原点に戻り、この先に何があるのかを想定出来る人だけなのです。