クリニックツアー
この3日間、僕は新潟にいました。
プライム21というメガネボランタリーチェーンの年に一度恒例クリニックツアーが、そこで開催されたからです。今回、クリニックツアーの対象となるお店は、私の船井総研入社時からお世話になり、今の私を育てて(?)いただいた根幹であり、出発点と言っても過言でないメガネ専門店です。
1998年1月に中途で入社したあれから、もう11年になろうとしていますが、今も最初に訪れた時に訳も判らなく脳裏に叩き込まれたお店の印象、社長から教えていただいた数々の提言、礼儀や姿勢等々、本当に様々なことが、ここの場所にはありました。
そして、そのクリニックが、この地で始まり、全国から会員店が越後湯沢に集まり出したのです。
偶然にも、今回のクリニックの対象となる、このお店で以前開催されたのが、今から約12年前。前回のクリニックの時に、私は入社していなかったので、初めてのクリニックで前回参加された会員の皆さんは12年ぶりに、このお店に訪れることとなりました。
それを迎え入れるべくお店側は、あれから改装を何度も行い、当時は世に存在していなかったブランドや、背伸びをしても入らなかったブランドも、今は扱えるだけの力を持てることも出来ました。お店も専門店であれば、憧れる売場の演出や魅せ方にも拘って来ました。従業員の教育も、提案ツールも、今考えられる最高の状態で、皆さんにお見せ出来る準備を整えました。
念の為にご説明しますとクリニックというのは、あるモデルとなるメガネ店に様々な同業種の経営者や、そこで働く従業員さんが、お店をチェックすることをさしています。そのお店を見て良かった、参考になって自店にも取り組んで行きたいと思える部分や、自分が、その店を任されたとしたら、改善してみたいと言う部分まで、どんなことでも良いので、それぞれが書きとめ、それを発表して行く会になるのですが、その場のコーディネートを任された私は間違いなく、自分のお店の様な気持ちで、皆さんからの発表を聞いていました。
その中で、特に感心させられたのは、女性人の発表です。さすがに皆さん、感性が鋭く、店内に流れる匂い一つにしても、しっかりとチェックしています。その他、会員の皆さんから発表されることも、「なるほど!」と参考になる事ばかりで、47項目もの課題が、経営者のノートに書き写されることとなりました。
あれだけチェックしたのに!って言う気持ちで一杯だったからこそ、言われること全てが勉強になるのです。だから、お店は、こうしてまた成長して行くのでしょう。
「耳の痛いことを言ってくれる人こそ、本当の仲間なのだ」
そんな仲間を持つ、このプライム21の会に対して心から参加させて頂き、顧問をさせて頂いている事に対して感謝の気持ちを伝えたいと思います。
「ありがとうございました」