謙虚さ

2009年4月24日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

創業間もない電気屋さんは、たった1本の蛍光灯でも、乾電池1本でも、仕事を断らず走ってお客様の家まで持っていった。しかし、そこそこ売れるようになってくると金額によって仕事を選ぶようになっていってしまう。
本物のバスガイドさんは、乗客が、１００人でも、たった1人であっても同じ様に全力投球していた。
聴衆の数で真剣さが変わるようなら、その仕事から足を洗った方が良い。
旅館の仲居さんに、苦手な料理が少し多いので減らして欲しいとお願いした。仲居さんは、遠慮せずに残して下さいと応えた。お客様の都合を省みず、自分達の都合だけを優先した。
クリーニング屋さんに出したカッターのボタンが何枚も割れていた。割れないように気をつけて欲しいとお願いすると、自社はプレスだから仕方ないと平然と応えた。これも、顧客よりも自社の都合だけを優先させた。
商売人は、どんなに支持されるお店になったとしても謙虚さを忘れてしまった瞬間に、どこかが崩れだすものです。お客様を購買金額だけで対応を明らかに変える様なお店であるなら、そういう購買金額の高いお客様だけが入店出来るお店だと判るようにして欲しい。
僕は、絶対に行かないから。