再来のお客様カムバック
客数を上げるには、新規のお客様と再来のお客様、両方の集客が大きな項目になって来ます。
基本的に再来のお客様は全く新規のお客様と比べても前回の購買経験もあり、全く初めて来店するお店と比べたらストレスもなく安心感がある為、比較的、自分のニーズを打ち明けてくれます。その為かどうかは判りませんが、メガネにしろ、宝石にしろ、提案しやすいことも手伝い平均単価は高くなってくるのです。
よく、マーケティングの中で客数が落ちたら客単価を上げなければと思いがちですが、実際は商品の価格を上げなさいという意味ではなく、再来のお客様が、もっと来店して頂ける事を検討して下さいと私は申し上げております。
つまり、どっちにしろ集客出来ないお店は、お店として成り立たないものですから、客数は、どんな形にしろ、もっとも重要な根幹になってくるのだと思います。
そこで、再来のお客様に来てもらう為には基準というものをお店が把握しておかなければなりません。
例えば、メガネで申しますと、一度メガネを購買されて、再びメガネを購買しに自店まで来店される期間(購買頻度)は、業界全体では約2年3ヶ月になっています。
しかし、この頻度は大都市にあるチェーン店や小さな町のメガネ専門店も含めた実績から算出されているので、自店がそのまま当てはまる訳でもなく、あくまでも参考目安という見方をして頂ければ良いかと思います。
さて、それでは、実際に自店の購買頻度は、どれぐらいでしょうか?
新規のお客様が2回目に自店まで来てくれる平均期間は?
2回目以降も含めて来店される平均期間は?
仮に自店では、2年5ヶ月とします。それを働きかけによって2年3ヶ月にまで高めることが出来れば、2ヶ月も縮まる結果となります。
そこで年間に自店でメガネを購買されている、再来のお客様が、現在1,200人だとしますと、1ヶ月当たり100人。2ヶ月で200人。再来の平均単価が26,000円だと520万円
分が売上実績として上がってきます。
新規、新規と新たなお客様を追いかけることも当然必要かと思いますが、再来のお客様への情報提供によって購買頻度を上げることも決して忘れないで下さいね。