買わない理由がチャンスを生む
WBCにて日本が韓国を破り優勝!凄いです。それも延長になりながらも、ツーアウトからイチローが何度もファールになりながら放ったセンター前ヒット。そこで、勝負は決まったと思った瞬間、9回裏、韓国に三塁線を抜かれ追いつかれた時に最安値を付けていた市場株がスポーツ用品株を筆頭に、一時8500円を超える急上昇。やっぱり判らない、左右され過ぎだろ、この国は・・・・。でも優勝して良かった。
現在、デフレスパイラルは、業界の中に浸透し、我々小売店のお客様も必死に、その波に立ち向かっています。こういう時代には逆にチャンスがあるもので、様々な事を再度見直す事が出来ます。景気の良い段階では、お客様が商品を購買する理由を追及してさえいれば、実績を上げる事が出来ました。しかし、今は逆にお客様が購買しない理由も考えなければならないのです。
そして、それは本当の意味における顧客購買心理を見直すことが出来るので、新たな流れがドンドンと前向きに頑張っている店には生れだす時期でもあるのです。
「何故、お客様は自店で商品を今まで購買してくれていたのでしょうか?」
「逆に、その他に街に住んでいらっしゃる方々は、何故、自店で商品を購買されなかったのでしょうか?」
それは、価格が他店と比べて高いから?立地が悪いから?売り場面積が狭いから?サービスが不十分だから?商品構成に魅力がないから?接客力が弱いから?販促に力がないから?等々。そして顧客においても、今じゃなくて良いから?他で購買した方が安く買えそうだから?見たら欲しくなるから?等々。
そんな中、2つの活性化策が、今非常に当たっています。
1.単品突破型非常識プライス
2.体験保証型パック
1つ目は、チラシやDMにあれもこれも掲載せずに、明らかに安くて値打ちがあると思える定番商品を1つか2つ非常識プライス(通常プライスの4分の1ぐらいの設定)で訴求するものです。
2つ目は、補聴器の様に、1週間や2週間使用して頂いてから購買して頂くパターン。これは、万が一慣れなかったりして他の商品に変更出来ない場合は全額返金することも臆さない事を仕組みにしてしまうというものです。
まだまだ、これからメンテナンス等の訴求も加えて、この時代に合わせた顧客の購買しない理由を逆手に取った訴求方法が生れてきそうです。