個性

2007年5月29日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

今は「何を売るか」よりも圧倒的に「誰が売るか」の時代になっています。家電にしても洋服にしても昔みたいに明らかな安かろう、悪かろう的な商品を見ることも少なくなりました。しかし、その分、同じ商品があったとしてもＡさんとＢさんの伝え方次第でお客様への伝わり方は違ってしまうもので、お客様の感動度合いも、それぞれ異なったものになってしまうのです。そしてこの伝え方事体、今やモノの価値の中に入ってきており、重要な差別化出来る付加価値の要素なのです。
テレビを見ていても、ただ歌が歌えて、しゃべりが出来るだけでは、近頃のタレントにとっては普通で、それだけで売れっ子にはなれない様に、司会や映画監督、絵画やアート、俳優、作家等の才能を見せたりして「自分らしさ」という個性を演出して行っております。
販売員も同じです。同じ様な制服を着て同じ様な言葉づかいで同じ様な雰囲気でお店にいれば売れるのであれば、誰も苦労しませんし、個性も何もないお店が１つ出来上がるだけです。特に女性をターゲットにしているお店であれば、常に時代に合った個性を販売員が出していかなければ、飽きられてしまうだけなのです。