喪
もし、僕がお手伝いさせて頂いている、あらゆるところにいる素晴らしい経営者の皆さんに「贈り物をしたい」と神様にお願いするとします。
きっと、欲しいものは、素敵なリボンのかかった箱の中には見つからないでしょう。
また、どんなカタログにも載っていなく、百貨店等のショーウインドーに飾られてもいないでしょうね。
何故なら、それは最も貴重で手に入りにくい大切なプレゼント。
あなた自身が健康であることですから。
昨日の夜、ある支援先の社長から電話が入りました。それは「●●店長が、本日亡くなりました」という内容でした。店長は中学を卒業してから直ぐにその会社で働いたのですから40年余り、その仕事に人生を費やして来られたのだと思います。
そして僕も、いつも頼りにしていた非常に優秀な店長さんでした。
私が一番最初にお付き合いさせて頂いた宝飾店ですので、かれこれ10年以上になり、それだけ付き合うと何を考えているのか判るぐらい気持ちで通じ合っていました。しかし、昨年、癌になってしまい、抗がん剤を打ち続けながらも、元気いっぱい店頭で販売されていたので、大丈夫だろうと思っていたのですが、前回の支援の帰り際に店長が帰ろうとする僕に「先生、どうぞ宜しくお願いします。」と頭を下げられた姿が、いつもと違って帰りの電車の中で、ずっと脳裏に残っていました。
死期を自分で判っていたとしか思えない様な、これが最後のお別れの挨拶の様な・・・・・
不思議と自分で予感を感じられていたのでしょう。
やっぱり、健康が一番です。どんなにお金があっても健康は、お金で決して買えません。
社長、奥さん健康でいて下さい。そしてその指導のもとで働かれている店長、はじめ幹部の皆さん
どうか、どうか皆さん健康でいて下さい。