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宝飾品とは

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

戦後宝石というものが、日本に普及し大きくジュエラーとジュエリーに分かれました。ジュエラーは、宝飾品という夢を売り、ジュエリーは装飾を売りました。
今の宝飾店の現状を見ると、ほぼジュエリー店は、淘汰が起こり、呉服から展開して来た店や美容外科から展開して来た店、そして大手チェーン店や通販業者等々の時代が過ぎてしまおうとしています。お客様の購入プロセスというものを考えた時、例えば、真珠だと最初に購買したり母親から貰うものは2点セットや花珠などのアコヤ真珠が大半を占め、次に南洋真珠や染め、そしてコバルトに移り、白蝶やゴールデンから遊びでショコラがあり、そして自己顕示欲のコンクへとマニアックになって行くものなのですが、現在、店頭には、そのマニアックに対応出来る次に欲しいと思って頂ける商品が並んでいません。
サファイアのコーンフラワー、ルビーのピジョンブラッド、南洋のピーコックグリーンという商品や、パパラチアやデマントイド等の商品も同様です。
昔、カルティエがヴァンドームかどこかに、どうしても出店したい場所を見つけた時、そこには大手銀行があったと言います。そこでカルティエは、その銀行の頭取婦人にアプローチして、この上ないジュエリーを提案しました。そのジュエリーに心を打たれた婦人は、それがどうしても欲しくて、場所を移る代わりに、そのジュエリーを手に入れたという、嘘の様な本当の話を聞いたことがあります。
宝飾とは、元来そういうもので、手に出来るのは、一部の貴族であり、それを付けられることが貴族の証だったのです。
今の自店において夢を売れていますか?夢の提案が出来ていますか?そういう商品について自分自身も興味を持ち、マニアに成れ切れていますか?そこに宝飾が売れないと言われる要因がある様に思えます。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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