産地
先日は、福井県の鯖江に行って来ました。
鯖江は、言わずとも知れたメガネの製造産地です。
そして、あるご支援先の社長のご紹介で、日本有数のメガネ素材を提供している会社に訪問しました。その会社には、私の付けているメガネのブランドも含め、様々な有名な会社が、素材を選びに訪問しているとのことです。
そこで、話をしていく中で、先方の社長も快く応対してくれるのですが、最後に出てきた言葉にビックリしました。
「船井さんは、今の鯖江に最後まで踏み込む覚悟が、ありますか?」
「はい????鯖江・・・・・」
「はい。うちだけではなく、鯖江というメガネのメーカー全体です」
冒頓に話をされるのですが、その内に秘めたものは、伝わりました。
製造コストの面からも中国産が主流になってきている中、鯖江というメガネの生産ブランドをもう一度復活へと向かうには、川下の現状が判らなければ難しいでしょうし、メーカー発想自体の意識事体の変革が求められます。
丁度、今、宝飾の甲府が、元気がない様に、直接、小売店の現状を彼らが把握しておかなければ、何も変わりません。つまり、数字の落ち込みで危機感を持ってはいても、本当の意味における危機感における行動が伴わないのです。
偏見、しきたり、体裁・・・・・・今の日本の官僚を見ているようで、やっぱり、橋本知事ではありませんが、そろそろ動き出す時期なのかも知れませんね。