魂の継承
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この記事を書いている人 - WRITER -
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。
全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。
すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。
本日、「船場吉兆」が廃業するというニュースが流れました。自分達が不祥事を重ねていたにも関らず、いくらやる気を見せたところで、いつまでも消費者からの信頼が続くとも思えず、NOを言ってしまったら、どんな歴史のある会社であっても終わってしまうものです。
商売とは、対価に値する交換が前提である事に間違いはなく、またはそれ以上の商品を提供出来ることが一番大切な本質です。いくら、どんなにCS(顧客満足)だと叫び、サービスを充実させたところで肝心の商品が悪ければ話になりません。「このお店の商品は、信頼できる」が、基本であり、その上でサービスが提供されるものだからです。
「初めてお店を持ったのは30歳の時でした。それ以来、一番に心掛けてきたのは、お客様に料理とサービスをいかに堪能していただくかです。おいしいものを差し上げてもサービスが悪いと喜ばれない。逆に料理がダメならサービスが素晴らしくても、また来ようという気持ちになりません」
この言葉は、昔、日経ビジネスで「吉兆」の創業者・湯木貞一氏(今回、廃業した佐知子氏は三女)がサービスについて語った記事ですが、料理の腕は継承されても、その魂までは、継承されなかったのでしょうね。
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。
全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。
すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。