補聴器
補聴器を必要とされている難聴の人は、全国に約600万人いると言われています。しかし、日本では、年寄り臭いイメージが先立ち我慢に我慢を重ねて、やっと補聴器の購買へと移る為、年間に46万台程度しか出荷されていないのが現状です。通販カタログ等で販売されている周音器みたいなものを合わせても66万台ですので、日本の潜在需要がいかに大きいかが伺えます。それに対してアメリカでは、日本の倍の人口はいますが会話(コミュニケーション)を非常に大切にする為、55歳くらいから補聴器を自然に始め、年間200万台は越えているそうです。そこでこれからの団塊世代を狙い、メーカーはドンドンと新作を発表し、おしゃれ感を伴う補聴器のイメージを訴求していますが、肝心要の小売店の意識は付いていけていません。
補聴器専門店は別としてメガネ店での補聴器への展開が中途半端で、補聴器相談会等でメーカーさんの手助けがなければ、不安であるみたいなメガネ専門店さんもいることから、ここでズバリ提言します。補聴器は、まだまだ需要があります。そして今がチャンスの時期です。補聴器で一番大切なことは、購買後の調整です。いくらチラシを打って3日間ぐらいの補聴器相談会時にメーカーさんから買って頂いても、お客様が家に帰って実際に使ってみる環境と店頭では違うものです。その為、その後の調整は、必要になってきますので相談会後も何度か店頭に来て頂けなければ「仏作って魂入れず」と同じなのです。その時に自店は、メーカーさんがいないから出来ませんという様な自信のない様な対応をしてしまったら致命傷になると思いませんか?本気で補聴器をやるならまず自分が補聴器に対して自信を持って下さい。それだけの技術を高めて下さい。それが何よりの売れるノウハウだと言えるでしょう。