書き留める力
昨日は長野の松本で朝8時30分から、本日も朝8時30分から福島のいわきで勉強会を
しました。
この様な場合、前日に現地入りしておかなければ間に合いませんので、深夜近くにホテル
に入ります。しかし、全然、そのことで大変だと思ったことは1度もありません。むしろ、
頑張っている販売スタッフを応援して行きたい想いが強いので、前日の深夜だろうと何だ
ろうと2時くらいまで、勉強会で話をする内容を組み立てて、伝えたいことを何度も確認
します。もし、仮に、どこも同じ話で、その組み立てもせずに寝てしまう様になったら、
私はコンサルタントを辞めた方が良いと思っています。
今までに私の話を聞かれたことがある方だと判ると思いますが、話の展開が早くてノート
を取るのが大変だと思います。
しかし、勉強会をして行く中において、聞かれている販売スタッフや店長、幹部の皆さん
を見ていくと全ての内容を取るのではなく、自分にとって「なるほど」と共感出来るポイ
ントだけを整理して書いて頂いている方が多くなって来ます。
これは、話を聴くポイントが整理出来ている証拠なのです。
学生の頃は、黒板に先生が1つ1つ書き、それを移すことが、勉強であると勘違いしてい
ました。その為、どんどんと書き進めて行くと、「まだ取っていません!」と必死に訴えて
いた学生を思い出しますが、社会に出たら、そんなことは通用しません。上司の指示や
お客様の言葉をいちいち「黒板に書いて下さい」と言って書いてくれる訳もなく、話を聞
き、それを自分なりにまとめて書きとめておくという習慣が必要になってくるからです。
つまり自分で話を整理する力を鍛える練習をしておかなければ、その脳が育ってこないの
です。
念の為に申し上げておきますが、これは、決して私の話が早いことを言い訳しているので
はありませんので。