指揮官の器
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この記事を書いている人 - WRITER -
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。
全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。
すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。
ある軍隊が、山に立て篭もっていました。
周りは敵陣に囲まれており、簡単には逃げ場を確保することは出来ません。
1日、2日と時間だけが過ぎていく。このままでは、いづれ食糧も尽きてしまいます。
そんなある日の夜、皆を先導する指揮官が「よし、これで大丈夫だ」とポツリと呟き、やがて高イビキを書いて眠ってしまったのです。
その姿を見た兵隊達は、それまで不安で意気消沈していた心が安心へと変わり、前向きな気持ちとなって眠れ、次の日の指示を待つ事が出来たという訳です。
しかし、実は、この時、指揮官は、周りの不安を緩和し、一体化する為、わざと高イビキを掻いている姿を皆に見せながら、自分は頭の中で不安と戦いながら対策を練っていたのです。
ここに一つの指揮官の姿というものがあります。
どんな時でも、人をまとめる立場である以上、明るく解決できる器を持っていなければなりません。
特に商売において、販売員は経営者や店長の顔を見て、空気を判断してしまいます。
同じ様に不安な顔をして、周りの空気を凍りつかせている様な経営者なら直ちに去れとアサヒビールの名誉顧問の中條氏が言っておられましたが、本当にその通りだと思います。
僕もリーダーとして明るく解決できる裁量を常に持っていたいと感じさせられました。
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。
全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。
すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。