自店の数字の立て方
メガネ店には大きく2つの価格帯があります。一つはセットのお客様、もう一つはプロパーのお客様です。通常、平均単価は、この2つの合計から客数を割ったものであり、2万4千円前後のところで安定したりするのです。
自店は全商品レンズが付いているというお店も同様に2万円までのセットのお客様とブランドフレームや高額フレームを購買されるところで単価は変わってくるはずです。
そんな中、あるご支援の店長が新しく出店した折に、500万円を売る為の計画を出してきました?計画は平均単価2万円です。すると250人の購買客数が毎月必要であることは容易に把握出来ます。しかし、現実は150名程度の購買客数でしたので、結局、絵に描いた餅で何ら今の状態では具体性がありませんでした。例えば、この場合においても自店がスリープライスや均一ショップでない限り、大きく2つの客層に分けてみます。一つは低単価セット主体のお客様だと平均単価12000円、プロパー的なお客様だと35000円だったとしましょう。そこで、2つの合計を見た全体の平均単価を26000円にしたい場合、それぞれ何組と何組の構成にしなければならないのか?を具体的に計算するのです。上記の場合だと12000円ラインの構成比が48%ですので全体客数200人とすると約96人、35000円ラインの構成比が残りの104人になります。これでやっと平均単価26000円。ここではチラシで集客をしても12000円ラインのお客様が当然主流になってくるのですが、お得様を動かさなければ、到底26000円平均単価は難しく売上500万円以上には到達できないのです。これが理解出来て、初めて自店の現状と課題が見えてきて、お客様を動かす企画を考えて出していくのですが、皆さんは具体的に自店の数字の立て方が見えていますか?