人生って縁だね
船井総研に入社して5年目にリーダーになりました。その時、新卒で入社したA君がチームメンバーに入って来たのですが、凄く前向きな面白いヤツでバリバリと自分で仕事を取って行くタイプとして期待の新人でした。
私自身リーダーも始めてで、正直リーダーというよりも弟に近い存在として接していた記憶があります。
しかし、そんな彼も独立して事業を自分で行うという目的を持って船井に入って来たので
3年で公言通り会社を去ってしまったのですが、先日、その彼から電話がありました。
内容は、「ある会社が地金で買い取った貴金属の販売店を展開して行きたいので手伝って欲しい」というものです。
そこで、本日、横浜で彼と一緒に、そのビジネスをしたいという企業へ行って参りました。
しかし、それよりも驚いたのは、A君の成長ぶりです。
現在、彼は、船井を辞めてから結婚情報センターのお店を2店舗展開し、しっかりと利益を出しているどころか、貴金属買取店を全国に1年足らずで14店舗展開している別会社も経営し、自分でコンサルタントも併用しながら何十億という規模を稼ぎ出す経営者になっていたのです。
容姿は、あの頃と全然変わらず、偉そうな素振りなど微塵もなく、相当高額な年収があるにも係らず船井時代から付けていた時計を今だに大切に使っている。
そして、そのお客様からの信頼性と本人の発言を横で聞いていると、その人間が、この3年間どういう時間の使い方をしてきたのかを物語る様で涙が出るくらい嬉しくなりました。
その後、日本ゴールドチェーンという宝石のボランタリーチェーンが50周年の式典をプリンスパークタワーホテルで行われたので、弊社社長の小山と一緒に行って参りました。
参加されていたのは、主要メーカーさんや講師や先生、芸能人の方等、約360人が、招待された訳ですが、その中で私の前職(富士通)でお世話になった先輩にも偶然、再会することがありました。
一つ上で宝飾業界のシステムをしていた先輩のTさんは、既に部長になっていて、隣の課で怖かった当時主任の先輩も統括部長になっていました。そして残念ながら欠席されてしまったのですが、前職を辞める時に最後まで止めてくれていた部長は常務として出世されていました。
今は会社が違えども、会えば、当時の懐かしさが込み上げ、辞めたくて辞めた会社でなく、本当に居心地の良い大好きな会社だったので、その瞬間15年前にタイムスリップしたみたいでした。
そして、テーブルの隣に座られたのが、僕がいつかお会いしたいと思っていた接客のカリスマ本澤先生だったので、共通のお客様の話をさせて頂き、大変楽しい時間を過ごすことも出来ました。
人生って縁ですね。どっかで人を通して繋がって行くもの。一つ一つの縁を大切にしていくことが、人生を面白くして行くのでしょうね。
「今の縁を大切にしろよ!」と未来の自分が遠くから見ているのかも知れません。