面白みがなければダメ
出張先への移動手段として新幹線を使うことが多いのですが、最近は雑誌を買って読んでいます。ジャンルは様々でMONOマガジンからLEONや車、時計の雑誌等々。時計の雑誌を見ていても、自分の給料では絶対に買える訳もないのに掲載されている何百万もするパティックフイリップやパネライ、フランクミューラー、ROLEXの年代モノ等々を眺めているだけで幸せに感じたりします。車やスーツの雑誌も同じで別に欲しくないのですが、ベンツの「Sクラス」の新ラインやポルシェのカレラ等を見て乗っている人を想像して眺めていたりします。しかし、飛行機や東北新幹線のトラベルエキスプレス等の雑誌には、通販のいかにも安物的なグッズしか掲載されていません。自分には、こちらの方の雑誌が適していると思えても憧れを感じない為、どこか面白みに欠けてしまうのです。
仮に1万円だけのメガネ雑誌が出て、最初、仮にモノ珍しさで売れたとしても、次もその雑誌を買おうと思う人はどれだけいるのでしょうか?必ず除々に減ってくるはずです。
何故なら、そこに憧れがないからなのです。
これはお店も同じです。いくら大衆商品の需要が高いと言ってもメガネで均一の低価格品だけであれば、最初は良いとしても、年々飽きられるはずです。お客様の嗜好は、自分に買える買えないという現実問題よりも、お店の品揃えを見て面白みを感じなければ必ず飽きてしまう傾向があることは、100円均一ショップの流れが教えてくれているのです。