お店の価値
私達、小売店の使命は価格/価値を1以上にすることです。つまり、1万円持ってこられたお客様に1万円以上の価値が伝わらなければ商売は成り立ちません。誰でも代金の割には損したなぁ~と感じるモノを買えば、騙された感があるはずですから2度目の来店はないのです。その為に、品揃えを行い、商品の検品をし、商品情報をしっかりと理解することによって、お客様が求める以上の価値を提供することが役割をなるのです。そしてその結果、私達はお客様から対価というお金を頂戴します。この部分が会社経営にとって1番大切な仕事であって、この評価の蓄積だけが経営を継続させて行くことを可能にしてくれます。しかし、この部分に対して理解はしていても、いざ現場においては、徹底出来ているお店は少ないものです。折角、今まで購買してくれていたお客様に対して突然の催事の電話をして、怒らせて二度と来て頂けなくなったり、商品の検品も充分に出来ておらず、お客様がクレームを行って来ても顔に出て事務的な対応をしてしまっていたり、商品知識が不充分であったり、店頭が欠品の嵐であったり、チラシを打っても商材が全然無かったり・・・・・この店は、この町をなめているのか!と思われる様な対応があれば、自然の原理として必ず自分達に帰ってきます。自店があることによって、その街の空気(お客様1人1人がお店に感じた印象)が悪くなれば、排除に動くのは当然です。それが売上の減少です。何も景気が悪い悪いと言っても10万商圏で見ると全国規模の0.08%ぐらいの人しか住んでいません。その部分においてのマーケット等、たかが知れています。自店が、情報発信基地であり、魅力であるなら、今は3番店であっても一気に下克上を起こすことが出来る、それが地方であり、仕組みが街のお客様の価値と合っていればマーケットは確実に取れるのです。