70%理論の怖さ
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。
全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。
すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。
70%理論。宝飾業界やメガネ業界においてもライフサイクルが安定第三期移行に入ると大手チェーンの売上が落ち出し、専門店を含めた市場に位置する店舗の淘汰が始まりだすのです。その中で、怖いのは70%理論で、昨年対比70%になると次の年も70%程度になってしまう可能性が高いというサイクルです。今期70%で2年目も70%だと49%で約半分の売上になり、3年目も70%だと34%ぐらいで3分の1、そして4年続くと、なんと4分の1にまでなってしまうのです。2年目で半分、3年目で3分の1、4年目で4分の1という不思議な数字なのですが、売上が下がったからと言って人件費を含む賃貸料や在庫等の、ある程度の削減をしたとしても販売管理費は、あまり変わりません。
だから撤退か廃業するしかなくなるのです。
今、自店は70%理論に陥っていませんか?宝飾業界で貴金属買取分を入れて売上70%でも利益が上がったと言って喜んでいるようだと、痛いしっぺ返しを必ずくらってしまいます。しっかりと、本業から逃げずに、前向きに取り組んでくださいね。
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。
全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。
すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。