忙しいでは質は上がらない
お客様は期待を持って来店されます。その期待度は、新規の顧客であれば他店で購買された時の期待度であり、再来店であれば、前回の購買時に経験した期待になります。この期待をお店が超えた時にお客様は感動し、次回の再来店の候補として印象づけられてくるのです。そのことを踏まえて自店では一体どんなサービスを演出出来ているのでしょうか?私のご支援先における傾向を見ても売上を上げているお店程、サービスレベルが高いものです。つまり月に300組のメガネを作っているお店は、検眼が終わった時点でお絞りの心遣いがあったり、コーヒーをそのまま出すのではなく、お客様が選べる喫茶メニューを設けていたり、季節感の演出等々を当り前の様にしています。また購買時のお見送りやお礼状、季節の手紙、お伺いハガキ、そして累進を選ばれたお客様ならアンケートの送付等々と自店の満足度を高めることをしっかりと仕組み化し、実行しているのです。それと比較した場合、月に50組のお店では、お礼状やお伺い、アンケートも出したり、出さなかったりと仕組み事体が定着化出来ていない様に思えます。その場合、経営者に尋ねると大概は、「忙しいので・・・」という回答が帰ってきますが、月に200組や300組のメガネ店と比べてみても、人員構成も、さほど大差ない中で、「忙しい」ということは理由になるのでしょうか?この部分は明らかに自店が、お客様から見て、「どういう店になりたいのか?」「自店でメガネを購買されるお客様に何を約束されるのか?」に対するオーナーや幹部の意識の違いだけだと思います。真似をすれば簡単に出来るチラシやDMだけに走るのではなく、本当の意味におけるお店の根をしっかりと育てる部分に注目して行きたいものです。