心から応援します
ある大手アパレル会社の方と先日、話をしていました。
宝石の昨年市場は一兆538億円。皆でそこそこ分けているのであれば年商1億の店舗が1万店舗で限界になります。しかし、私のご支援先の中には一店舗で4億円の売上を作っているところもあるし、催事を入れると2億円以上を作っているところは結構あります。
そんな中、このアパレル会社では、年間に40億の売上を宝石のイベントで上げているのです。
全国800万人の農協に入り込んでいるところも凄いのですが、やっぱり最終的に一番強いところとは、人を集める力があるところですね。
話は変わりますが、昔、人は空を飛べるとは思ってもみませんでした。オリンピックを見ていても200m平泳ぎを 2分07秒51 で泳ぐ北島康介、50mを 20秒94 で泳ぐフレデリク・ブスケ、100メートルを 9秒69という神の域で走る ウサイン・ボルト、 212.5 kgの重量を持ち上げる ホセイン・レザザデ等々、人間の限界は、年々ドンドンと塗り替えられています。
しかし、人間は賢く、逆に限界を作ることも得意です。周りの環境を始め、風習や制度、文化等々も影響して来ますが、最も大きな要因は心にある自分で作る限界です。
例えば、5000円、7000円、9000円のスリープライスショップでしか働いた事のないメガネの販売員が専門店で10万円のメガネは腰がひけてしまうでしょうし、ライトジュエリーしか通常販売していない宝石の店員さんは、100万円の宝石の薦め方が想像出来ないと思います。
また、イベントで100人を集める事が限界だと感じている宝石店やメガネ店から見ると、ホテルやホールで500人以上集めるイベントをしている宝石、メガネ店は次元が違うと感じてしまいます。
確かに、商圏の環境、立地の状況、店舗の面積、従業員の数等々、売上を左右する要因というものがあるので一概には言えませんが、そんな事を口にすることもなく、弱音も吐かず、自店の限界という高い頂きを目指し前へ前へと進もうとしている店ほど成長していくものであって、僕は、そういうお店を心から応援しています。