オランダ精神
オランダという国を思い浮かべると「風車」や「チューリップ」「運河」「サッカー」等々になると思いますが、私は特にオランダ精神の「地球は神が作ったが、オランダを作ったのはオランダ人だ」という言葉が好きです。
何故、この言葉がオランダ人から出てくるかと言うと地球上にあるほとんど全ての国は、もともと国土があるところに人間が住み着き、そこに社会を形成していったわけですが、オランダだけは特別で池や湖や海岸を埋め立てて、大地にして、そこに人が住んで形成された国だからなのです。つまり人工的に作られた国だということです。
非常に大変な苦労があったと思います。通常、当り前に我々が感じるものが当り前ではなく、海面よりも40%低いところに人が住める環境を一から作り、当然、湖の埋め立てですので山はありませんが、花を植え、風景や自然というものに対してどの国よりも切望して出来た国だからです。
これは、我々小売店においても同じことが言えると思います。どんなお店も最初は小さな1店舗から始まります。その中で、その会社というものを世に出したのは経営者であることに間違いありません。しかし、その会社というものを形成し、育てて行くのは、間違いなく、そこで働く社員なのです。何故なら、どんなに社長が1人で頑張っても会社の成長には限界があります。社員の手助けがあってこそ、成長できるということを決して忘れないで下さいね。