人間、そんなに早く歳をとってないのに

2009年4月23日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

料理人、鍛冶屋を含む職人と言われる人にとって昔は10年たって、ようやく技術を教えてもらえる時代だった様です。
これは仕事においても同じで、何かを習得するには、やはり10年ぐらいの辛抱が必要なのではないのかなぁ～と思う事が多々あります。

私達、コンサルタントも先輩の真似をして、そのまま稼ぐことも出来るし、それを回りが持て囃す風土もあるのですが、そこに本物があるかどうかは、本人の人間性次第だと思われます。

でも、やっぱり、結果を早く求めすぎて、それができない時代になったのは残念なことです。
確かに、ドッグイヤーの如く、世の中のスピードは上がって行っています。しかし、かといって人間自体が2倍も3倍も早く歳をとっている訳じゃないので、10年以上経過した人が見てきた光景を2年や3年の間に全部見れている筈がないのだと思います。

僕は、よく支援先で若くて優秀で実績を上げている販売員さんに対して、実績を上げていなくても
「ベテラン社員」さんを見下しては、ならない事を伝える時に、こんな話をするのですが、皆さんの会社の優秀な販売員さんの姿勢は如何ですか？また経営者自身、どういう目で販売員さん全員を見ようとしていますか？
「店が人を殺す」場合もあることを忘れないで下さい。