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メガネ業界の流れ

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

2000年度からのメガネの流れを大きく考えてみました。2000年はメガネの格安店が進出しメガネの価格破壊が起こりました。そしてその波にのるように2001年には、大手メガネチェーンが格安店に力を入れていきました。メガネトップはアルク、パリ三城はオプトレーベル、メガネスーパーはハット、ビジョンメガネはMAXA。この格安店の進出でメガネに注目が集まり、個性派メガネ屋、オプティシアンロイドのようないわゆる老舗のセレクトショップにも注目が浴びられるようになりました。2002年は、メガネスーパーが女性向けの店舗を展開。2003年は、和真が独自商品で遠近両用眼鏡の販売に力を入れ、また、ファーナインズが3店舗この年にオープンしハウスブランドが目覚しく台頭した年でもあります。2004年は、ビジョンメガネが子ども用に壊れにくいメガネを販売し、通常の子ども用メガネの2倍の金額ながら1ヶ月の販売量は倍を記録しました。また、パリ三城が中高年層向けの販売を強化し始めた年でもあります。そして2005年は、低価格眼鏡店が地方都市に出店を拡大し、大手チェーンはメガネスーパーのアージュや三城のモノプティックなど安さや品揃えから脱却し、新しい店舗スタイルを模索し始めた年です。
少し大雑把ではありますが、この流れを見て皆様は、どのように感じますか?私は、3つのことを感じました。1つ目は、格安メガネ店の進出は、同時にセレクトショップの知名度も上げたのではないかということ。2つ目は、各大手チェーンは、格安路線以外の道を模索しているということ。3点目は、今出来ている新しいお店は、ターゲットをより明確にしたお店だということ、です。
安いメガネが欲しい人もいれば、いいメガネが欲しいと思う人も必ずいます。新宿にある伊勢丹メンズ館は、東京の百貨店の紳士服売上の約3割を占めています。そのメンズ館の1階にフォーナインズがあります。私はこれはすごい事だと思います。男性のおしゃれの要素としてメガネが大切なアイテムの一つだということです。メガネにこだわりたいと考えている男性が多数いるということです。
また、今まで特にターゲットを明確にしていないお店が多かった中で、大手チェーンはターゲットを明確にした売り方をし始めています。中高年・女性・子ども・おしゃれなメガネを欲しがる層etc・・・。物が溢れた世の中で、消費者の嗜好が細分化し、万人に受ける売り方は難しくなってきました。その中で、大手も色々な層にターゲットを絞って動いています。どれが成功かはまだはっきりとした答えはでていません。
ここで申し上げたいことは、皆様のお店も万人に受け入れられるメガネ屋さんを目指すのではなく、よりターゲットを意識した販売・店作り・商品構成をしていかなければいけないということです。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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